RIZIN.40全試合結果速報!対抗戦全敗の衝撃と決定的瞬間
2022年大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催された『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』。日本の総合格闘技ファンのみならず、世界中のMMAコミュニティを震撼させた全米メジャー団体「Bellator(ベラトール)」との全面対抗戦をはじめ、豪華全15カードの熱戦が繰り広げられました。
会場を埋め尽くした2万3,666人の大観衆が見届けたのは、最高峰の技術が交錯する極限のドラマでした。本稿では、当時の熱狂を呼び覚ます全試合のスコア・決着タイムから、歴史的敗戦の構造的要因、さらに現場とSNSでの評価まで、プロの視点から徹底的に総括・解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:RIZIN vs. Bellatorの全面対抗戦は「0勝5敗」でベラトールが完全勝利。世界トップ戦線の壁の厚さを証明する結末となった。
- 要点2:サトシ、クレベルのRIZIN二大王者が惜敗し、堀口恭司はベラトール代表として扇久保博正を圧倒的なフルマーク判定で退けた。
- 要点3:平本蓮と梅野源治の電撃エキシビションやジョン・ドッドソンの衝撃KO劇など、アンダーカードでも決定的な瞬間が続出した。
【全試合結果一覧】RIZIN.40大晦日の激闘スコアと勝敗データ
大会全15試合の公式記録を一覧表で振り返ります。判定決着から衝撃の秒殺KOまで、ハイレベルな攻防が連続した大晦日の全貌がここに凝縮されています。
| 試合順・対戦カード | 勝者 | 決着ラウンド・タイム | 試合結果・決着内容 | 編集部の見解・ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 第15試合:ホベルト・サトシ・ソウザ vs AJ・マッキー | AJ・マッキー | 3R 終了 | 判定 0-3(ユナニマス) | サトシの下からの仕掛けを凌ぎきったマッキーの規格外の身体能力と対応力が光る |
| 第14試合:クレベル・コイケ vs パトリシオ・ピットブル | パトリシオ・ピットブル | 3R 終了 | 判定 0-3(ユナニマス) | パトリシオの鉄壁のテイクダウンディフェンスとプレッシャーがクレベルの寝技を完封 |
| 第13試合:扇久保博正 vs 堀口恭司 | 堀口恭司 | 3R 終了 | 判定 0-3(ユナニマス) | 3度目のライバル対決。堀口がカーフキックと的確な打撃で終始主導権を掌握 |
| 第12試合:キム・スーチョル vs フアン・アーチュレッタ | フアン・アーチュレッタ | 3R 終了 | 判定 1-2(スプリット) | 対抗戦屈指の大激闘。無尽蔵のスタミナとスクランブル戦をアーチュレッタが僅差で制す |
| 第11試合:武田光司 vs ガジ・ラバダノフ | ガジ・ラバダノフ | 3R 終了 | 判定 0-3(ユナニマス) | ヌルマゴ軍団のラバダノフが強烈な打撃と盤石のレスリングで先勝を掴む |
| 第10試合:伊澤星花 vs パク・シウ | 伊澤星花 | 3R 終了 | 判定 2-1(スプリット) | 女子スーパーアトム級ワールドGP決勝。激闘を制した伊澤がトーナメント完全優勝 |
| 第9試合:井上直樹 vs 瀧澤謙太 | 井上直樹 | 2R 3分53秒 | アームバー(一本勝ち) | 流れるようなグラウンドコントロールから鮮やかな関節技で快勝 |
| 第8試合:スダリオ剛 vs ジュニア・タファ | ジュニア・タファ | 1R 1分38秒 | TKO(レフェリーストップ) | 豪州ヘビー級の剛腕タファが圧巻のパンチラッシュでスダリオを粉砕 |
| 第7試合:所英男 vs ジョン・ドッドソン | ジョン・ドッドソン | 1R 1分43秒 | KO(グラウンドパンチ) | 元UFCタイトル挑戦者のドッドソンが異次元のスピードと破壊力で秒殺劇 |
| 特別マッチ:平本蓮 vs 梅野源治 | 勝敗なし | 2R 終了 | エキシビション(時間切れ) | スタンディングバウト。終了間際に平本が左フックでダウンを奪い会場騒然 |
| 第6試合:元谷友貴 vs ホジェリオ・ボントリン | 元谷友貴 | 2R 2分56秒 | KO(右膝蹴り) | 元谷が元UFCランカーを完璧なカウンターの膝蹴りで沈める大金星 |
| 第5試合:ジョニー・ケース vs 大尊伸光 | ジョニー・ケース | 1R 0分36秒 | TKO(グラウンドパンチ) | ケースの圧倒的なハンドスピードと打撃力が炸裂し電光石火の勝利 |
| 第4試合:鈴木千裕 vs 中原由貴 | 鈴木千裕 | 1R 4分44秒 | KO(右ストレート) | 劣勢をひっくり返す劇的な一撃KOで鈴木千裕がフェザー級トップ戦線へ名乗り |
| 第3試合:ブラックパンサー・ベイノア vs 宇佐美正パトリック | 宇佐美正パトリック | 1R 0分45秒 | KO(左フック) | 元ボクシング高校6冠の宇佐美が一撃で失神に追い込む衝撃の秒殺劇 |
| 第2試合:YUSHI vs 中澤達也 | YUSHI | 3R 終了 | 判定 3-0(ユナニマス) | 大晦日のオープニングを飾る熱戦をYUSHIが判定で勝ち切る |
【ベラトール全面対抗戦の衝撃】王者サトシ・クレベル完敗の真相と決定的瞬間
大会のメインコンテンツとなった「RIZIN vs. Bellator全面対抗戦」は、日本のファンに計り知れない興奮と、同時に冷徹な現実を突きつける結末となりました。RIZINが誇る現役王者陣が投入されたものの、最終スコアはRIZINの0勝5敗。なぜこの結果に至ったのか、決定的瞬間を紐解きます。
大トリを務めた第15試合のホベルト・サトシ・ソウザ vs AJ・マッキーは、まさに世界最高峰の技術戦でした。ライト級王者のサトシは序盤から果敢に下になりながら関節技・絞め技を仕掛け、幾度となく会場を沸かせました。しかし、フェザー級元王者でライト級GPを制したマッキーは驚異的な体幹とリカバリー能力で極めを許さず、上からの強烈なパウンドと踏みつけ、的確なスタンド打撃でポイントを蓄積。結果はマッキーの判定3-0勝利となりました。
第14試合のクレベル・コイケ vs パトリシオ・ピットブルでは、フェザー級の絶対王者同士が激突。引き込みやタックルで活路を見出そうとするクレベルに対し、ベラトールの生ける伝説パトリシオは微動だにせず、リング中央を陣取ってテイクダウンを完全にシャットアウト。的確なローキックと要所でのカウンターで完封し、フルマークの判定勝ちを収めました。
そして第13試合の堀口恭司 vs 扇久保博正は、3度目の激突となった因縁のカード。ベラトール軍の先鋒格としてケージではなくリングに立った堀口は、序盤から鋭いカーフキックで扇久保の機動力を削ぎ落とします。グラウンドでも圧倒的なポジションコントロールを見せ、扇久保の執念を寄せ付けない完勝を飾りました。
【実態検証】ネットの反応と評価|現場の熱気とファンのリアルな声
対抗戦全敗という数字だけを見れば「日本格闘技の惨敗」と受け取られかねない結果でしたが、現地観戦組やSNS上のファンの反応は、単なる落胆にとどまらないポジティブな熱狂に包まれていました。
特に第11試合の武田光司 vs ガジ・ラバダノフ、第12試合のキム・スーチョル vs フアン・アーチュレッタの2試合は、ファンの心を強く揺さぶりました。武田は強打を浴びてダウンを喫しながらも不屈の闘志で前進し続け、スーチョルはアーチュレッタと3ラウンドにわたりノンストップのスクランブルを展開。スプリット判定(1-2)に持ち込む肉薄ぶりを見せました。
ネット上では「0封されたが、武田とサトシの戦いには胸を打たれた」「アーチュレッタとスーチョルの試合は年間ベストバウト級」と、選手たちの気迫を称える声が多数を占めました。同時に「リングルール、サッカーボールキックありのRIZINルールにベラトール勢が完璧に適応してきた準備力にプロフェッショナリズムを見た」という戦術面での高評価も目立ちました。
さらにアンダーカードでは、平本蓮が梅野源治を相手に電撃エキシビションを行い、打撃の進化を見せつける左フックでのダウン奪取でSNSトレンドを席巻。ジョン・ドッドソンが所英男を1Rで仕留めた衝撃KOなど、大会全体としてのエンタメ性と競技性のバランスは極めて高い評価を獲得しました。
【構造的分析】RIZINがベラトールに5戦全敗した根本的理由とは
なぜRIZINトップ勢は1勝も挙げることができなかったのか。取材陣や技術解説者の分析を総合すると、明確な3つの構造的要因が浮かび上がります。
第1に、「レスリング力とケージレスリングのベースの差」です。パトリシオやマッキー、ラバダノフらは幼少期や学生時代から最高峰のレスリング環境で育っており、テイクダウンのディフェンス能力、倒された瞬間のリカバリー能力が卓越していました。サトシやクレベルが得意とする「引き込み」や「グラウンドへの誘い」に対し、相手を立たせない、あるいは決定打をもらわずにトップをキープするコントロール技術で一枚上手でした。
第2に、「RIZINルール(判定基準)への徹底したアジャスト」です。ベラトール勢はリングでの戦いやグラウンド状態での頭部への打撃(サッカーボールキックや踏みつけ)を恐れるどころか、自らの武器として完全にインプットして来日しました。ダメージ重視のジャッジシステムを逆算し、スタンドの攻防で明確なクリーンヒットを奪う戦術が徹底されていました。
第3に、「フィジカルコンタクトの強度とフレームの違い」です。普段ケージで過酷なコン戦を戦い抜いている北米トップファイターのフィジカルプレッシャーは、リング上でもRIZIN戦士たちのスタミナを確実に削り取っていきました。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「レベル差がありすぎた」は本当か?
ネット掲示板や一部の論調で散見された「日本のトップと世界には絶望的な実力差がある」という意見ですが、これは試合内容を精緻に見ると明確な誤解であることが分かります。
たとえばサトシ vs マッキー戦では、サトシが再三にわたりバックポジションを奪い、チョークや腕十字のプレッシャーをかけ続けました。マッキー自身も試合後のインタビューで「サトシの柔術は本物で、一瞬でも油断したら極められていた」と最大級の賛辞を送っています。また、スーチョル vs アーチュレッタ戦のジャッジは1者がスーチョルを支持しており、数打のヒットの違いで勝敗が入れ替わっていた極めてタイトな戦いでした。
つまり、「手も足も出ないワンサイド」ではなく、「トップオブトップの紙一重の攻防における勝負強さの差」が決着を分けたというのが客観的な事実です。
【プロの視点】RIZIN.40のアーカイブを今観るべき人・そうでない人
この歴史的大会をPPVアーカイブや配信プラットフォームで追体験するにあたり、編集部が推奨する視聴基準は以下の通りです。
【視聴を強くおすすめする人】
- 世界最高峰のMMAの攻防(特に極上のグラウンド&スクランブル技術)を学びたい人
- サトシ、クレベル、鈴木千裕、井上直樹らのキャリアの転換点を目撃したいファン
- 平本蓮の急成長の軌跡や、堀口恭司の円熟したファイトスタイルを堪能したい人
【あまりおすすめできない人】
- 日本人選手が豪快にKO勝ちするスカッとした展開だけを求めている人(対抗戦はハイレベルな判定決着がメイン)
- 過度な煽り合いやショー要素だけを期待し、純粋な競技技術の駆け引きに関心がない人
【rizin 40 試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIZINとベラトールの全面対抗戦の最終スコアはどうなりましたか?
A1:ベラトールチームの5戦全勝(5-0)で決着しました。内訳はすべて判定勝利(ユナニマス4試合、スプリット1試合)であり、フィニッシュ勝利こそなかったものの、ベラトール勢の強固なディフェンスと試合運びの巧さが際立ちました。
Q2:堀口恭司選手はRIZIN代表・ベラトール代表のどちらで出場したのですか?
A2:堀口選手は「ベラトール代表」として出場しました。かつてRIZIN二階級王者として君臨した堀口選手が、古巣であるRIZINの扇久保博正選手と対戦するという構図が大きな話題を呼びました。
Q3:平本蓮選手と梅野源治選手のエキシビションは公式記録に残る試合ですか?
A3:公式戦(プロ戦績)には含まれない「エキシビションマッチ(スタンディングバウト特別ルール)」として行われました。判定のつかない規定でしたが、2R終了間際に平本選手が左フックで梅野選手からダウンを奪ったシーンは大会屈指のハイライトとなりました。
まとめ:RIZIN.40が残した遺産と日本格闘技の未来
『RIZIN.40』は、単なる年末の格闘技イベントの枠を超え、日本格闘技界が世界との現在地を正確に測るための「定点観測」となった歴史的一夜でした。
0勝5敗という厳しい現実は突きつけられたものの、日本のトップファイターたちが世界の超一流と互角に渡り合える技術と精神力を有していることも同時に証明されました。この大会での敗戦と悔しさを糧に、その後のRIZIN勢は劇的な進化を遂げていくことになります。日本MMAの歴史を語る上で決して色褪せることのない伝説の大会、それがRIZIN.40でした。 (出典: rizin 40 試合結果(Yahoo!ニュース))