嵐の所属事務所は現在どこ?新会社設立とメンバー5人の契約形態を全解剖
2023年秋の旧ジャニーズ事務所解体以降、所属タレントの移籍や契約形態の刷新が相次ぎました。その渦中にあって、国民的アイドルグループ・嵐がどのような立ち位置を選んだのかは、エンタメ業界のみならず多くのファンにとっても最大の関心事です。2024年4月にメンバー5人が連名で発表した「株式会社嵐」の設立、そして二宮和也さんや松本潤さんの個人独立など、断片的なニュースだけでは「現在の所属先はいったいどこなのか」「グループは存続しているのか」という全体像が見えにくくなっています。
実態を紐解くと、嵐の現在の契約形態は「グループとしての新会社」と「個人ごとの個別契約」が組み合わさった高度なハイブリッド構造をとっています。旧来の一括マネジメントから脱却し、5人が自らの意志で主導権を握るために選んだ選択肢とは何だったのか。公式発表の登記情報、業界内の実務動向、関係者への取材データをもとに、現在の嵐を取り巻く事務所問題の全貌を徹底的に整理・分析します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:嵐というグループは「株式会社嵐」を母体とし、STARTO ENTERTAINMENTとグループエージェント契約を結んで活動基盤を維持している。
- 要点2:個人活動は完全分権化しており、二宮和也氏・松本潤氏は個人事務所へ独立、櫻井翔氏はエージェント契約、相葉雅紀氏は専属マネジメント、大野智氏は活動休止を維持したまま取締役に名を連ねる。
- 要点3:個人が独立してもグループ活動を同一プラットフォームで継続できる「令和型エージェントモデル」を確立しており、解散や空中分解のリスクは極めて低い。
【2026年最新】嵐の所属事務所はどこ?「株式会社嵐」とSTARTO社の二重構造を読み解く
「嵐は今、どの事務所に所属しているのか」という疑問に対する最も正確な回答は、「グループとしては株式会社嵐が主体となり、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)とグループエージェント契約を締結している」となります。
かつての旧ジャニーズ事務所体制では、グループもタレント個人も単一の芸能事務所に専属マネジメント契約として包括所属するのが絶対的なルールでした。しかし、旧事務所の性加害問題に伴う事業承継とタレント救済の過程で設立されたSTARTO社への移行期において、嵐のメンバー5人(相葉雅紀さん、松本潤さん、二宮和也さん、大野智さん、櫻井翔さん)は独自のアクションを起こしました。
2024年4月、5人は共同出資によって「株式会社嵐」を設立。商業登記上の目的には「タレントの育成及びマネージメント」「音楽・映画・演劇等の企画・制作」「知的財産権の管理」などが明記されており、グループの権利関係や意思決定をタレント自らが直接コントロールできる受け皿を作ったのです。そのうえで、2024年4月19日には株式会社嵐とSTARTO社との間でグループエージェント契約を締結したことが正式発表されました。
つまり、嵐の窓口は「株式会社嵐」であり、大規模なファンクラブ運営、コンサート制作、音源・映像の流通インフラといった実務リソースの提供をSTARTO社へ委託(エージェント委託)する形をとっています。事務所に所属させられる客体から、自らの会社を通じて外部機関と提携する主体へと構造転換を遂げた点が、従来の所属形態との決定的な違いです。
【一覧比較】メンバー5人の現在の所属・契約形態はどう分かれているのか?
グループとしての基盤が「株式会社嵐」に一本化されている一方で、メンバー5人の「個人活動」における契約状況は完全に個別最適化されています。かつてのように全員が同一のマネジメント下にいるわけではありません。2026年現在の各メンバーの契約形態と所属先を一覧表で整理しました。
| メンバー | 個人の所属先・マネジメント形態 | 株式会社嵐における立場 | 編集部の分析・現在の稼働状況 |
|---|---|---|---|
| 相葉雅紀 | STARTO ENTERTAINMENT (専属マネジメント契約) | 共同出資者・取締役 | テレビレギュラーやMCを中心に安定稼働。従来の事務所リソースをフル活用する手堅いマネジメント戦略を継続。 |
| 櫻井翔 | STARTO ENTERTAINMENT (個人エージェント契約) | 共同出資者・取締役 | 報道番組や大型特番のキャスター業を主軸とし、自身のペース配分とブランド管理を主体的に行えるエージェント形態を選択。 |
| 二宮和也 | 個人事務所「オフィスにの」 (完全独立) | 共同出資者・取締役 | 2023年10月にいち早く独立。映画・ドラマ・バラエティ・YouTube(よにのちゃんねる)を自社主導で回し、最も自由度の高い成功モデルを構築。 |
| 松本潤 | 個人会社「MJC Inc.」 (完全独立) | 共同出資者・取締役 | 2024年5月末でSTARTO社から独立。舞台演出や役者業の深化を見据え、プロデュースワークと個人の表現活動を自社主導で推進。 |
| 大野智 | 芸能活動休止中 (個人契約の詳細は非公表) | 共同出資者・取締役 | 表舞台での活動は休止を継続中だが、株式会社嵐の役員としてグループの権利と将来の合意形成に主体的に関与し続けている。 |
このように、5人の契約形態は「専属マネジメント(相葉)」「個人エージェント(櫻井)」「完全独立・個人事務所(二宮・松本)」「活動休止(大野)」と、見事なまでにバラバラです。しかし、この個別分権化こそが、メンバーそれぞれのキャリアプランを尊重しつつ、嵐という看板を維持するための現実的な解だったといえます。
二宮和也・松本潤の「個人独立」と「グループ残留」が両立できる法的・実務的カラクリ
旧来の芸能界の常識では、「事務所を独立したタレントが、古巣に残るグループの一員として活動を続ける」ことはタブー視されていました。契約の競合や肖像権・著作隣接権の分配、マネジメント手数料の配分といった権利処理が極めて複雑になるためです。ではなぜ、二宮和也さんと松本潤さんは個人事務所を設立しながら嵐のメンバーとして残り続けられるのでしょうか。
その鍵を握るのが、「グループ会社(株式会社嵐)の設立」と「代表取締役に就任した弁護士・四宮隆史氏」の存在です。
株式会社嵐の代表取締役には、メンバー自身ではなく、映画プロデューサーでありエンタテインメント法務に精通した弁護士の四宮隆史氏(CRG代表)が就任しました。メンバー自身が代表取締役になると、各個人の利害関係や対外的な契約締結において利益相反や実務上の負担が生じる恐れがあります。そこで、法務とコンテンツビジネスの専門家をトップに据え、厳格なガバナンスと権利調整を行える体制を敷きました。
具体的な業務切り分けは以下の通りです:
- 個人の出演料・ギャランティ:二宮氏の「オフィスにの」や松本氏の「MJC Inc.」へ直接支払われ、個人の裁量でマネジメントされる。
- グループとしての収益・権利:楽曲印税、嵐名義の肖像権、ファンクラブ収益などは「株式会社嵐」および「STARTO社」の間で契約に基づき分配・管理される。
この仕組みにより、「二宮和也単独のドラマ出演」にはSTARTO社も株式会社嵐も干渉せず、「嵐としての音楽活動や配信」が動く際には株式会社嵐を通じてSTARTO社のインフラを利用するという、完全にクリーンな二重構造が成立しています。タレントの独立=グループ脱退という昭和・平成の方程式を、法務スキームによって完全に過去のものとした画期的な事例です。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
事務所問題が大きく動いた2023年末から現在にかけて、ファンコミュニティやエンタメ市場はどのようにこの変化を受け止めているのでしょうか。SNS(X)、大手ファンコミュニティ、各種アンケートに見られるリアルな声を検証すると、当初の動揺から一定の納得感、そして新たな期待へとグラデーションが生じています。
独立発表当初、SNS上では「個人で事務所を出たら、もう5人で揃うことは不可能ではないか」「実質的な解散の序章ではないか」といった悲観的な見方が大勢を占めました。特に二宮さんの独立直後は、前例のないモデルだっただけにファンの不安は頂点に達していました。
しかし、その空気を一変させたのが「2024年4月10日、5人連名での会社設立宣言」でした。知恵袋やファンフォーラムでは、以下のような声が急増しました:
- 「5人が同じ会社を作って大野くんの名前も入っているのを見て、解散させる気は一切ないんだと確信できた」
- 「二宮くんが独立後もYouTubeやXで『嵐の二宮』と自然に発信し、松本くんも会社設立に際して5人で何度も話し合ったと明かしてくれたことで安心した」
- 「事務所主導ではなく、自分たちの手でグループの権利を守ろうとする姿勢が頼もしい」
現場目線で特筆すべきは、ファンクラブ(FC)の会員維持率です。活動休止中でありながら推定200万人以上とされる有料会員基盤が崩壊しなかった背景には、「株式会社嵐の設立」という明確な事実がファンに対する最大のコミットメント(約束)として機能したことが挙げられます。事務所の都合に振り回されず、5人自身がハンドルを握っているという安心感が、コミュニティの熱量を下支えしています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「解散説」を論理的に完全論破
ネットニュースやSNSの一部では、依然として「二宮と松本が独立したのだから嵐は事実上の解散状態」「大野智の復帰はない」といった極端な憶測が散見されます。しかし、業界構造と登記データを論理的に分析すれば、これらの説がいかに短絡的であるかが浮き彫りになります。
誤解1:「個人がバラバラに独立したからグループは空中分解する」
これは旧来の専属マネジメント脳による誤認です。海外の音楽シーン(例えば欧米のロックバンドやK-POPの一部グループ)では、個人活動は別々のエージェントに所属し、グループのアルバム制作やツアー時のみ共同出資会社や提携レーベルに集まる形態はグローバルスタンダードです。嵐はこの国際基準の「プロジェクト型運営」に日本のトップアイドルとして初めて本格移行したに過ぎません。
誤解2:「大野智が会社を作ったのは脱退するための手続き」
もし大野智さんがグループから脱退、あるいは芸能界から完全に引退することを望んでいたのであれば、わざわざ法人(株式会社嵐)の取締役・共同出資者として法的な責任と連帯義務を負う必要は一切ありません。会社を設立し役員に就任するという行為は、法的に見ても「嵐という事業体の共同所有者であり続ける」という明確な意思表示です。活動休止という個人の生活リズムを保ちながら、グループの看板を手放さないための最も確実な防衛策が会社設立でした。
誤解3:「STARTO社との関係が悪化して独立した」
STARTO社と株式会社嵐がグループエージェント契約を結んでいる事実が示す通り、敵対的関係ではありません。嵐規模の巨大コンテンツになると、数万人規模のドームツアー運営、チケット管理システム、グッズの製造・物流ライン、膨大な著作権処理などを個人事務所単体で回すことは物理的に不可能です。自律性を確保しながらも、STARTO社の強力なインフラをビジネスパートナーとして利用する――極めて合理的で大人のビジネスアライアンスが成立しています。
【嵐 事務 所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:株式会社嵐の代表取締役がメンバーではないのはなぜですか?
A1:メンバー5人がタレント業務や個人の制作活動に専念するため、および契約面での透明性と法的ガバナンスを確保するためです。代表取締役に就任した四宮隆史氏は弁護士資格を持ち、エンタメ業界の権利ビジネスに精通しているため、STARTO社や各取引先とのエージェント契約交渉・実務を中立かつ専門的に統括する役割を担っています。
Q2:二宮和也さんや松本潤さんが独立したことで、嵐のファンクラブ(FC)はどうなっていますか?
A2:嵐のファンクラブは、株式会社嵐とSTARTO社とのグループエージェント契約に基づき、STARTO社(旧ジャニーズファミリークラブのシステムを承継した体制)が運営を継続しています。二宮さんや松本さんが個人で独立しても、嵐FCの会員資格やコンテンツ提供には影響ありません。なお、二宮さんは個人ファンクラブ「オフィスにのホールディングス」も並行して運営しています。
Q3:櫻井翔さんと相葉雅紀さんはなぜ個人事務所を作らなかったのですか?
A3:個人の活動領域と仕事の性質に最適化した結果です。櫻井翔さんはキャスター業やCM出演など社会的信用の高い仕事を主軸としており、STARTO社と「個人エージェント契約」を結ぶことで、事務所の後方支援を受けつつ自己決定権を強化しました。相葉雅紀さんは地上波バラエティ番組のレギュラーを多数抱えており、現場マネジメントやスケジュール調整の負担を軽減するため、手厚いサポートが得られる「専属マネジメント契約」を継続しています。
Q4:活動休止中の大野智さんの現在の契約はどうなっていますか?
A4:大野智さんは「株式会社嵐」の共同出資者および取締役としての法的立場を維持しています。芸能活動そのものは休止中であるため、メディア出演や個人のタレント業務は行っていませんが、嵐に関する重要事項の決定やグループの権利管理には取締役として参加しています。
まとめ:自律した5人が築いた「令和のグループモデル」と今後の展望
嵐の現在の所属事務所をめぐる構造は、単なるタレントの独立劇ではなく、日本の芸能界におけるタレントとマネジメントオフィスの力関係を再定義する先進的なケーススタディです。
5人が導き出した結論は、事務所に縛られる専属契約でも、すべてを断ち切る完全な離脱でもなく、「株式会社嵐という自らの城を持ち、STARTO社のリソースをエージェントとして活用しながら、個人の足腰は各自の判断で強める」という極めて柔軟なハイブリッド体制でした。この強固な枠組みが完成したからこそ、二宮和也さんや松本潤さんの個人独立もグループの解体につながることなく、むしろ嵐というブランドの持続可能性を高める結果となっています。
活動休止中の大野智さんを含め、5人が誰一人欠けることなく会社のボードメンバー(役員)に名を連ねている事実は、将来的な活動再開に向けたこれ以上ない担保です。環境の変化に柔軟に適応し、自らの足で立つ道を選んだ嵐。彼らが築き上げた新たな契約モデルは、今後のエンタメ業界において、グループの長期存続を目指すあらゆるアーティストの道標となっていくはずです。 (出典: 嵐 事務 所(Yahoo!ニュース))