高砂部屋の現在の親方は誰?朝赤龍継承の真相と名門のいま
大相撲の歴史を語る上で欠かせない名門中の名門といえば「高砂部屋」です。明治の相撲近代化を牽引し、数々の大横綱や名大関を輩出してきたこの伝統ある部屋を、現在どの親方が率いているのか気になっている相撲ファンも多いのではないでしょうか。
かつて一世を風靡した第68代横綱・朝青龍の活躍や、大関から不屈の復活劇を見せる朝乃山の奮闘など、常に角界の話題の中心にある高砂部屋。名門の舵取りを担う師匠の素顔や継承の舞台裏、そして所属力士たちの最新動向まで、現場の取材情報をもとに総力取材で解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:現在の師匠は第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)であり、外国出身力士として初めて名門・高砂部屋を継承した。
- 要点2:先代である7代高砂親方(元大関・朝潮)の定年退職に伴い、信頼関係と指導力を評価されて禅譲が行われた。
- 要点3:部屋頭の朝乃山をはじめとする関取陣を温かくも厳しく指導し、風通しの良い近代的な部屋運営で高い評判を得ている。
【2026年最新】高砂部屋の現在の親方は誰?8代高砂(元関脇・朝赤龍)の経歴
高砂部屋の現在の親方を務めているのは、現役時代に技能派の関脇として土俵を沸かせた8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)です。本名はダシニャム・バダルチ。モンゴル出身の力士として土俵に上がり、2017年に日本国籍を取得しました。
朝赤龍は名門・高知県の明徳義塾高校へ相撲留学し、同期である朝青龍とともに頭角を現しました。2000年1場所での初土俵以来、立ち合いの鋭い出足と左右の投げ、巧みな足技を武器に幕内上位で長く活躍。通算成績は643勝646敗40休、三賞(技能賞・敢闘賞)を計3度受賞するなど、玄人好みの実力派としてファンに深く愛された存在です。
2017年5月場所を最後に現役を引退した後は、年寄「錦島」を襲名して後進の指導にあたっていましたが、2020年11月に第8代高砂を襲名。名門高砂部屋の長い歴史の中で、外国出身者が部屋の師匠に就任するのは史上初の快挙となりました。
名門継承の真相|7代高砂親方(元大関・朝潮)からの師匠交代理由
伝統ある高砂部屋の師匠交代は、相撲ファンの間でも大きな注目を集めました。その背景には、先代である7代高砂親方(元大関・朝潮、長岡末弘氏)が2020年12月に日本相撲協会の定年(65歳)を迎えるタイミングがありました。
当時、後継候補として誰が名跡を継ぐのか様々な憶測が飛び交いましたが、先代が全幅の信頼を寄せて指名したのが朝赤龍でした。朝赤龍は入門時から部屋の生え抜きとして真面目に稽古へ打ち込み、礼儀正しさと誠実な人柄で協会員やタニマチ(後援者)からの人望も極めて厚かった人物です。
師匠交代の最大の理由は、「高砂の伝統を守りつつ、現代の若手を育成できる確かな指導力と人間性」が評価された点にあります。7代親方は生前、「朝赤龍なら部屋を安心して任せられる」と周囲に語っており、引退直後から師匠としての帝王学を着実に授けていました。派手な話題性よりも堅実な部屋運営を選んだこの交代劇は、角界内でも極めて円満な継承として受け止められました。
角界屈指の歴史を誇る「高砂部屋」歴代親方と朝青龍が遺したインパクト
高砂部屋は、1878年に初代高砂浦五郎が創設した140年以上の歴史を誇る名門です。これまでに数多くの名力士を輩出し、相撲界の主流派閥である「高砂一門」の総帥としての役割を果たしてきました。
歴代親方には、角界史に名を刻むレジェンドがずらりと並びます。
- 初代高砂(元前頭・高砂):相撲近代化の祖として知られ、高砂部屋の基盤を築く。
- 4代高砂(第39代横綱・前田山):豪快な張り手でならし、引退後は国際的な相撲普及にも尽力。
- 5代高砂(第46代横綱・朝潮):昭和の名横綱として部屋の黄金期を牽引。
- 7代高砂(元大関・朝潮):親しみやすいキャラクターで人気を博し、朝青龍を横綱へ育て上げた。
特に平成の相撲界を席巻したのが、第68代横綱・朝青龍の存在です。圧倒的なスピードと気迫で幕内最高優勝25回を記録し、高砂部屋の強さを天下に知らしめました。朝青龍の圧倒的な強さと存在感は、現在の部屋の力士たちにとっても大きな誇りであり、目指すべき指標として受け継がれています。
朝乃山の現在地と復活への歩み|所属力士たちの現在と育成方針
現在の高砂部屋において、看板力士として土俵を牽引しているのが元大関の朝乃山広暉です。右四つの圧倒的な寄り身とスケールの大きな相撲で、再び大関・横綱への階段を駆け上がろうと日々奮闘を続けています。
怪我や長期休場による苦難を経験しながらも、朝乃山が不屈の闘志で土俵に立ち続けられる背景には、8代高砂親方の献身的な支えがあります。師匠は朝乃山に対して「焦らず、自分の相撲を取り切ること」を一貫して求め、精神面と技術面の両面から手厚くサポートしてきました。
また、高砂部屋には朝乃山のほかにも、将来を嘱望される若手力士や個性豊かな関取衆が多数在籍しています。8代親方の育成方針は「個々の骨格と適性に合わせた四つ相撲の徹底」です。型にはめすぎず、力士それぞれの長所を最大限に伸ばす指導法によって、幕下以下の有望株も着実に番付を上げています。
高砂部屋の稽古場と指導方針|角界内外で高まるリアルな評判
東京都墨田区本所に構える高砂部屋の稽古場は、常に活気と規律に満ちています。かつての相撲界にありがちだった根性論一辺倒の指導ではなく、科学的なコンディショニングや怪我防止の理論を取り入れた近代的な稽古環境が整備されています。
8代高砂親方自身が土俵下に腰を据え、力士一人ひとりの足の運びや腰の高さ、立ち合いの角度を細かくチェック。稽古後には師匠自ら若手力士に声をかけ、細やかなアドバイスを送る姿が日常的に見られます。
日本相撲協会関係者や相撲記者からの評判も非常に高く、「親方の物腰が柔らかく、部屋全体の風通しが良い」「力士たちが委縮せず、伸び伸びと相撲に向き合っている」と絶賛されています。伝統の重みを背負いながらも、時代に即したクリーンで温かい部屋づくりを実践している点が、現在の高砂部屋の強さの源泉となっています。
【高砂部屋 親方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高砂部屋の現在の師匠は外国出身ですが、指導上の言葉の壁はありませんか?
A1:全くありません。8代高砂親方(元朝赤龍)は高校時代から日本で暮らしており、日本語が非常に堪能です。力士との意思疎通も極めて円滑で、細かな技術のニュアンスまで日本語で丁寧に指導しています。
Q2:先代の7代高砂親方(元朝潮)は現在どうされていますか?
A2:7代高砂親方(長岡末弘氏)は2020年に師匠の座を朝赤龍に譲って定年退職され、その後再雇用制度で部屋をサポートしていましたが、2023年12月に68歳で逝去されました。その遺志は現在の8代親方にしっかりと引き継がれています。
Q3:朝乃山が大関に復帰できる可能性はありますか?
A3:十分に期待されています。怪我の状態をケアしつつ幕内上位で本来の力強い相撲を取り戻しており、8代高砂親方の熱心な指導のもと、再び三役から大関への返り咲きを目指して挑戦を続けています。
まとめ:名門・高砂部屋の伝統継承とこれからの注目ポイント
名門・高砂部屋は現在、第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)の優れた指導力と温かい人柄のもとで、新たな黄金期に向けた歩みを進めています。7代親方から託された伝統の重みを大切に守りながら、現代の若手に寄り添う育成方針は、角界内でも高く評価されています。
看板力士である朝乃山の復活劇はもちろん、それに続く若手力士たちの台頭からも目が離せません。名門の誇りを胸に土俵へ挑み続ける高砂部屋力士たちの活躍に、今後もぜひ注目してください。 (出典: 高砂 部屋 親方(Yahoo!ニュース))